建設大手の大成建設(1801)は4月23日、2025年3月期通期の業績見通しを大幅に上方修正し、期末配当金の増額も発表しました。これを受けて株価は急反発し、投資家の注目が集まっています。
📊 株価チャート|決算発表直後の反応

本日、大成建設の株価は一時7,127円まで上昇。終値は7,068円(前日比+70円、+1.00%)となり、増益・増配発表を受けて買いが集まりました。
💼 業績サマリー
通期業績(2025年3月期・連結)
項目 | 修正後 | 前回予想 |
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売上高 | 2兆1,540億円 | 1兆9,900億円 |
経常利益 | 1,345億円 | 970億円 |
最終利益 | 1,238億円 | 830億円 |
前年比や過去との比較データは次回発表資料での更新を待つ必要がありますが、利益面の伸びは特に顕著です。
💰 株主還元強化|配当金の大幅増額
配当区分 | 金額 | 前回予想比 |
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期末配当 | 145円 | +80円 |
年間配当 | 210円 | +80円(従来130円) |
年間210円配は、同社の過去最高水準。建設需要の回復や、資材コストの安定化が背景とみられます。
🗣️ 市場の見方と今後の焦点
今回の決算修正と増配は、業績の安定感と株主還元姿勢の強さを印象付ける内容です。市場では、次期業績(2026年3月期)の見通しや、大型インフラ案件の受注動向にも注目が集まりそうです。
🔎 編集部コメント
建設セクターは長らく資材高や人手不足の影響で苦戦が続きましたが、ここにきて一部企業の巻き返しが見られます。大成建設の決算はその象徴的な例となりました。