「株を買って利益が出た!」「不動産で家賃収入を得ている!」
投資の世界では「利益」と一口にいっても、2つの種類があることをご存じですか?
それが、**キャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(保有中の収益)**です。
初心者が混乱しやすいこの2つの違いを、わかりやすく・具体的な例を交えて解説します!
🎯 まず覚えよう!2つの利益のちがい
種類 | 意味 | 例 | タイミング |
---|---|---|---|
キャピタルゲイン | 売却によって得られる値上がり益 | 株や不動産を安く買って高く売る | 売ったときに得る |
インカムゲイン | 保有している間に得られる収益 | 配当金、家賃収入、利息など | 持っている間に得る |
この表を頭に入れておくだけでも、投資ニュースの理解力がグッと上がりますよ✨
💰 キャピタルゲインってこういうこと!
たとえばあなたが、100万円で買った株を120万円で売れたとしましょう。
📈 この20万円の利益が「キャピタルゲイン」です。
- 株式
- 不動産
- 仮想通貨
- 金(ゴールド)や商品(コモディティ)
こういった資産は、価格が変動するもの。
「安く買って、高く売る」ことで利益を得るタイプの投資です。
💸 インカムゲインってこういうこと!
一方で、株を保有していて毎年3万円の配当金がもらえるとしましょう。
🏠 この「配当金」や、「不動産の家賃収入」、「債券の利息」など、保有しているだけで得られる収益が「インカムゲイン」です。
- 株の配当金
- 債券の利息
- 不動産の家賃収入
- REIT(不動産投資信託)の分配金
→ 毎月・毎年コツコツ入ってくる、「定期収入」のような利益ですね。
🧐 金やビットコインに「配当」はない?
ここで注意!
たとえば金(ゴールド)やビットコインなどのコモディティや仮想通貨は、
持っていても配当や利息を生みません。
つまり、インカムゲインは得られず、キャピタルゲインしか狙えない資産なのです。
(※一部の例外はありますが、初心者向けにはこの理解でOKです)
値上がりしない限り利益は出ないため、収益の安定性という意味では注意が必要です。
🧠 覚え方のコツ
- キャピタルゲイン:「キャピタル=資本」→売却で得る利益
- インカムゲイン:「インカム=収入」→保有中に得られる利益
💡 キャピタル=タイミング型、インカム=継続型と覚えると整理しやすいですよ!
🔍 ちなみにこんな例も…日常にひそむ「2つの利益」
- 🎮 中古ゲーム機を1万円で買って、メルカリで1.5万円で売った → キャピタルゲイン!
- 👛 友達に1万円貸して、月100円の利息をもらった → インカムゲイン!
実はあなたも、すでに体験しているかもしれませんね😊
📊 クイズで理解をチェックしよう!
今回の内容をもとにしたクイズをXで公開中!
あなたは何問正解できる?👇
✅答えとミニ解説👇
Q1 → A:「キャピタルゲイン」は値上がり益のこと!株を安く買って高く売ったときに得られる利益です。
(Bはインカムゲイン、Cはそもそも支出=コストです)
Q2 → B:「インカムゲイン」は保有中に得られる収入のこと。不動産の家賃収入などが該当します🏠
(AとCはどちらもキャピタルゲインです)
Q3 → B:金(ゴールド)は利息や配当を生まないので、基本的にインカムゲインは得られません。
✨ただし「金を貸し出す」など特殊な運用で収益を得る方法もありますが、一般的ではありません。
📝 まとめ:2つの利益を知って投資に活かそう
投資で得られる利益には「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の2種類があります。
どちらも重要ですが、目的や資産形成のスタイルに応じてバランスを意識することが大切です。
📌なお、分配金を受け取る=安心と考えてしまうと、再投資による複利効果が薄れてしまうケースもあります。
特に「毎月分配型」の商品には注意が必要です。この点は別記事でも詳しく紹介予定です。
FPTRENDYでは、長期・分散・再投資による資産形成を基本方針としています。
ぜひこれを機に、あなたの投資の目的に合ったスタイルを見つけてくださいね。