皆さんこんにちは!今日は最近発表された2023年版外交青書についてお話ししたいと思います。現在の国際情勢は、ロシアによるウクライナ侵略や中国の台頭などから、「歴史の転換点」にあるとされています。これにより、今後、国際社会の緊張と対立が高まることが懸念されています。
特に、中国とロシアの急速で不透明な軍事力の強化が問題視されています。両国は独自の歴史観・価値観に基づいて、既存の国際秩序への挑戦的姿勢と自己主張を強めていると批判されています。中露の軍事的連携が強化される中、日本政府はこれに対して「重大な懸念」を示しています。
ウクライナ侵攻に関連して、外交青書では、日本の対応やG7の動き、食糧問題やエネルギー問題なども取り上げられています。また、日露関係については、北方領土問題の解決や平和条約の締結に向けた従来の方針は変わらないものの、現状の展望については厳しい見通しを示しています。
興味深いことに、今回の青書では初めて「グローバルサウス」と呼ばれる南半球の途上国・新興国に言及しました。これらの国々との連携は、国際秩序の維持や地球規模の課題解決において極めて重要であり、日本政府は必要な支援を行っていく姿勢を示しています。
そして、5月に広島で開催されるG7サミットに向けて、岸田首相が提唱する「核兵器のない世界」への取り組みである「ヒロシマ・アクション・プラン」についても触れられています。G7メンバーとの議論を深め、力強いメッセージを発信できるよう努めると明記されています。
まとめると、2023年版外交青書は、国際社会が歴史の転換点にあることを強調し、特に中露の軍事連携に対して重大な懸念を示しています。さらに、ウクライナ侵攻、日露関係、グローバルサウスの国々との連携、そして核兵器のない世界を目指す取り組みなど、今後の日本の外交政策に影響を与える多くの課題が盛り込まれています。
これからも、世界情勢に目を光らせ、国際社会と連携しながら、日本が安全で平和な未来に向けて努力していくことが求められます。私たちも、これらの問題に関心を持ち、日本の役割や取り組みを理解し、応援しましょう!
以上、2023年版外交青書の概要とその意義についてお話ししました。今後も、国際情勢や日本の外交政策に関する最新情報をお伝えしていきます。