自転車ヘルメットが品薄になっています。これは、先月1日から施行された改正道交法で、自転車乗車時にヘルメット着用が努力義務化されたことが要因です。特に、カジュアルな帽子型のヘルメットが人気で、入手が困難になっています。
私はこの法改正を歓迎します。自転車事故による転倒時に、頭部に重大な損傷を負うケースが多いからです。警察庁のデータによれば、昨年、ヘルメットをかぶっていない場合の死亡確率は、着用者の約2.6倍でした。これは非常に危険な状況であり、ヘルメットの着用が大切であることを示しています。
さて、東京都港区の自転車専門店「ワイズロード新橋」では、スポーティーなタイプを中心に、色とりどりのヘルメットが並んでいます。しかし、人気の帽子型ヘルメットは売り切れ続出で、取り寄せも難しい状況です。
また、大手チェーンのイオンバイク（千葉市）では、3月の販売数量が前年同月比約16倍に急増。在庫確保に努めているものの、需要に間に合わず品薄状態が続いています。
ヘルメットメーカーも対応に追われています。オージーケーカブト（東大阪市）では、注文が急増し、去年の夏から増産体制を敷いてきたが、予想をはるかに上回る注文量に対応が難しい状況です。人気商品の納品は夏ごろになる見込みとのことです。
法改正により、13歳未満の子どもだけでなく、全年齢が対象となりました。私は、この法改正が自転車事故による死傷者の減少につながることを願っています。また、品薄状態が改善されることを期待しています。
自転車に乗る際は、ヘルメット着用が努力義務化されていることを忘れずに、自分自身の安全と他人への配慮を心掛けましょう。また、品薄が続く中でも、安全性を確保したヘルメットを選ぶことが重要です。安易に安価なものを選ぶだけではなく、適切なサイズや機能を持つヘルメットを選ぶようにしましょう。
ヘルメットの需要が急増している現状では、メーカーや販売店も品薄状態の解消に向けて取り組む必要があります。例えば、生産能力の拡大や在庫管理の改善など、効率的な対策が求められます。
最後に、私たち一人ひとりが安全意識を持ち、自転車に乗る際にはヘルメットの着用を習慣化することで、事故による悲劇を防ぐことができるでしょう。改正道交法が施行された今、私たちにできることは、自分の安全と他人への配慮を常に念頭に置き、ヘルメットを着用することです。
品薄状態が続く中でも、適切なヘルメットを手に入れ、自転車に乗る際には必ず着用しましょう。自分の命だけでなく、他人の命も守ることができるこの取り組みに、皆さんも参加してください。
